認知症とは、もともと正常であった記憶や判断力などの知能(認知機能)が何らかの原因によって徐々に低下し、日常生活や社会生活に支障がでている状態をいいます。認知機能が低下するので「認知症」といいます。また、日常生活に影響は少ないですが、認知機能の低下があり、正常とも言い切れない中間的な段階をMCI(軽度認知障害)と呼びます。
認知症の症状には中核症状と周辺症状があり、記憶障害、見当識障害、判断力の障害などを中核症状といい、徘徊、暴言、暴力行為、幻覚、妄想、せん妄などを周辺症状といいます。
認知症は加齢による物忘れと違い、体験したことそのものを忘れてしまいます。また自覚がないことも多く、判断力も低下し徐々に進行していきます。
今、抗認知症薬がいくつか適応をとっていますが、あくまで進行を抑制する効果にとどまります。認知症は早期発見、早期治療が望ましく、一つでもあてはまる症状があれば、当クリニックにご相談ください。

認知症とは、もともと正常であった記憶や判断力などの知能(認知機能)が何らかの原因によって徐々に低下し、日常生活や社会生活に支障がでている状態をいいます。認知機能が低下するので「認知症」といいます。また、日常生活に影響は少ないですが、認知機能の低下があり、正常とも言い切れない中間的な段階をMCI(軽度認知障害)と呼びます。
認知症の症状には中核症状と周辺症状があり、記憶障害、見当識障害、判断力の障害などを中核症状といい、徘徊、暴言、暴力行為、幻覚、妄想、せん妄などを周辺症状といいます。
認知症は加齢による物忘れと違い、体験したことそのものを忘れてしまいます。また自覚がないことも多く、判断力も低下し徐々に進行していきます。
今、抗認知症薬がいくつか適応をとっていますが、あくまで進行を抑制する効果にとどまります。認知症は早期発見、早期治療が望ましく、一つでもあてはまる症状があれば、当クリニックにご相談ください。

認知症の症状

認知症の症状

  • ものの名前が思い出せない
  • 同じことを何度も言ったり、尋ねたりする
  • 物を置いた場所がわからなくなり、財布やクレジットカードなど大事なものを失くすようになった
  • 財布を盗まれたといって騒ぐようになった
  • 薬の管理ができなくなった
  • リモコンの使い方がわからなくなった
  • 日時や場所の感覚があいまいになってきた
  • 料理のレパートリーが減り同じ料理ばかり作るようになった
  • 火を消し忘れて鍋を焦がす、水道の閉め忘れ、電気の消し忘れが目立つようになった
  • 以前好きだったことや、趣味に対して興味が薄れた
  • 知っている場所で道に迷った
  • 以前より怒りっぽくなった
  • はっきりしている時とボーっとしている時の差が激しい
  • 実際にいない人がみえるようになった
  • 体が動かしいにくい、手足がふるえる、歩きづらいといった症状がある
  • 睡眠中に大きな声の寝言がみられたり、寝相が悪く隣の人を蹴ったり叩いたりするようになった
  • ものの名前が思い出せない
  • 同じことを何度も言ったり、尋ねたりする
  • 物を置いた場所がわからなくなり、財布やクレジットカードなど大事なものを失くすようになった
  • 財布を盗まれたといって騒ぐようになった
  • 薬の管理ができなくなった
  • リモコンの使い方がわからなくなった
  • 日時や場所の感覚があいまいになってきた
  • 料理のレパートリーが減り同じ料理ばかり作るようになった
  • 火を消し忘れて鍋を焦がす、水道の閉め忘れ、電気の消し忘れが目立つようになった
  • 以前好きだったことや、趣味に対して興味が薄れた
  • 知っている場所で道に迷った
  • 以前より怒りっぽくなった
  • はっきりしている時とボーっとしている時の差が激しい
  • 実際にいない人がみえるようになった
  • 体が動かしいにくい、手足がふるえる、歩きづらいといった症状がある
  • 睡眠中に大きな声の寝言がみられたり、寝相が悪く隣の人を蹴ったり叩いたりするようになった

認知症症状を呈する代表的な疾患
(内科の病気でも同様の症状を呈することがあります。)

認知症症状を呈する代表的な疾患
(内科の病気でも同様の症状を呈することがあります。)

  • アルツハイマー型認知症
  • 血管障害性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症(ピック病)
  • 脱水、ビタミン欠乏
  • 甲状腺機能低下症
  • 感染
  • 正常圧水頭症
  • 脳腫瘍
  • 慢性硬膜下血腫
  • 老年期うつ病など
  • アルツハイマー型認知症
  • 血管障害性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症(ピック病)
  • 脱水、ビタミン欠乏
  • 甲状腺機能低下症
  • 感染
  • 正常圧水頭症
  • 脳腫瘍
  • 慢性硬膜下血腫
  • 老年期うつ病など

認知症の治療

認知症の治療

治療は、認知症の原因によって異なります。治療の種類には、お薬による治療と、ケアやリハビリテーションによる治療があります。
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症は、物忘れの進行予防に適応のある抗認知症薬(アリセプト、レミニール、リバスタッチ、メマリーなど)を使います。
血管性認知症では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害で脳が一部損傷されています。そのため、脳血管障害の原因となる、高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈などの病気をコントロールし、脳血管障害の再発を防ぐことが重要です。
この他、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など、外科的治療で治る病気や甲状腺ホルモンの異常など、内科的治療で治る病気もあります。
せん妄、易怒性亢進、暴言・暴力などの周辺症状に対しては、症状を軽減させるような薬物の投与を行います。
認知症は全体的にみると、薬物療法の効果は限定的な場合が多く、ケアやリハビリといった薬以外のアプローチが非常に大切です。介護保険を申請し介護サービスの導入をするなどケア面の整備を行うこと、精神療法や作業療法などのリハビリで脳に刺激を与え脳細胞の活性化を図ることが重要です。

治療は、認知症の原因によって異なります。治療の種類には、お薬による治療と、ケアやリハビリテーションによる治療があります。
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症は、物忘れの進行予防に適応のある抗認知症薬(アリセプト、レミニール、リバスタッチ、メマリーなど)を使います。
血管性認知症では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害で脳が一部損傷されています。そのため、脳血管障害の原因となる、高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈などの病気をコントロールし、脳血管障害の再発を防ぐことが重要です。
この他、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など、外科的治療で治る病気や甲状腺ホルモンの異常など、内科的治療で治る病気もあります。
せん妄、易怒性亢進、暴言・暴力などの周辺症状に対しては、症状を軽減させるような薬物の投与を行います。
認知症は全体的にみると、薬物療法の効果は限定的な場合が多く、ケアやリハビリといった薬以外のアプローチが非常に大切です。介護保険を申請し介護サービスの導入をするなどケア面の整備を行うこと、精神療法や作業療法などのリハビリで脳に刺激を与え脳細胞の活性化を図ることが重要です。